テスラ、部品不足で米工場の生産を2日間停止 マスク氏「サプライチェーンの問題」と説明

引用元:Reuters

ニュースのポイント

  1. 米電気自動車大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は2月25日、カリフォルニア州フリーモント工場が部品不足のため、2日間生産を停止し、24日に再開したと発表した
  2. 一部の生産を停止したのは、港湾施設での滞りや大雪による陸上輸送の乱れで生じたサプライチェーンに問題があったからだといい、同社は早急に対処したとしている
  3. 半導体不足を巡っては、ゼネラル・モーターズ(GM)やフォルクスワーゲン(VW)など複数の自動車大手が生じている

テスラ、米工場の生産を2日間停止で株価が8%下落

テスラのフリーモント工場 引用元:bloomberg.co.jp

米電気自動車大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は25日、カリフォルニア州フリーモント工場が部品不足を受けて、今週2日間生産を停止し、24日に再開したと明らかにした。マスクCEOの発表の後に、一部の生産を停止したのは、港湾施設での滞りや大雪による陸上輸送の乱れで生じたサプライチェーンに問題があったのが要因だったと明らかになり、同社は早急に対応したとしている。

フリーモント工場の生産停止は、株価に直接的な影響を与えた。同社株は25日、ブルームバーグが「モデル3」セダンの生産が一時的に停止されたと報じたことを受けて8%下落。生産ライン稼働維持に十分な部品の確保を巡る懸念が浮上している。

それでも、マスク氏は、「部品供給の問題に見舞われているため、この機会を利用して、フリーモント工場の生産を数日間停止し、設備の改修と整備を行った」と説明した上で、生産体制が近日中に戻ることを示唆。株価への影響が懸念される「モデルY」と「モデル3」は数日かけて生産を増やし、2シフト制を敷いたフル生産体制に戻す考えだという。

半導体不足を巡っては、ゼネラル・モーターズ(GM)やフォルクスワーゲン(VW)、フォード・モーターなど複数の自動車メーカーが生産調整を余儀なくされる事態に見舞われている。

それだけに、テスラは2021年1月、世界的な半導体不足や港湾施設での物流の混乱によって一時的に影響を受ける可能性があるとの見方を示していた。実際、レイモンド・ジェームズのアナリスト、パベル・モルチャノフ氏はメールで「これはテスラだけでなく業界全体の問題だ」と指摘。「テスラの工場の操業停止の件で、電気自動車の生産は、半導体やバッテリー、その他の部品に関して断続的なサプライチェーン障害にさらされるという状況が浮き彫りになった」と話している。

半導体不足が及ぼす自動車生産への影響
自動車業界では、エンジンの燃焼状態を制御する半導体不足を理由にした生産ラインの停止が相次いでいる。半導体不足を受け、トヨタがアメリカで1車種の減産を決めたほか、ホンダはフィットなどの国内で月4000台程度の減産を決定。日産もノートの生産を1月に数千台減らすことを明らかにしている。国内で半導体不足が発生したのは、5Gの普及に向けた通信機器や家庭用ゲーム機の需要に対応した増産のほか、PCやサーバーなどのメーカーと比べて立場が弱い自動車業界の構造が要因とされている。参考:ベストカーWeb

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