アップル、現代・起亜との「アップルカー」生産交渉は中断か

引用元:bloomberg

ニュースのポイント

  1. 協議に関する報道が出たことにアップル側が不快感を抱いた
  2. これにより、アップルと現代自動車の協議が再開するかどうかさえ不透明になった
  3. 「現代」「起亜」のどちらのブランドが生産するかを巡り、現代自動車グループ内で対立がある

協議に関する報道が出たことにアップル側が不快感を抱いた

米アップルは電気自動車「アップルカー」の生産に向け、韓国の現代自動車と同社傘下の起亜自動車と協議を行ったが中断された。同社が秘密裏に進める、EV開発プロジェクトはこの数ヶ月で勢いづいた。「iPhone」が消費者向け端末市場をつくり変えたように、同プロジェクトは自動車産業とそのサプライチェーンに大きな影響を与え得る。

この件について、アップルはコメントを控えた。現代自動車は今年1月、アップルと自動運転のEVを巡る開発協力で協議中との報道を認めた当初の発表文を修正し、アップルへの言及を削除した。関係者によると、この数年間の開発プロジェクトやそのサプライヤーに関する情報を秘密にしてきたアップルが、この発表や協議に関する報道が出たことに不快感を抱いたという。

これにより、アップルと現代自動車の協議が再開するかどうかさえ不透明になった。車両を大量生産する能力を有する世界的な自動車メーカーの数は限られるが、そのうち何社がアップルとの提携に関心を持つかも全くの未知数だ。

また、関係者の1人によると、「現代」「起亜」のどちらのブランドが生産するかを巡り、現代自動車グループ内で対立があるという。もし交渉が再開された場合、起亜となる可能性の方が高く、同社は米ジョージア州の工場で「アップルカー」を組み立てることを目指していると、同関係者は語った。

現代自動車
大韓民国最大手の自動車メーカー。傘下に起亜自動車があり、現代自動車グループを構成している。世界販売台数はヒュンダイ単独では2017年の時点で年間450万台で、ホンダと同規模を誇る。またグループでの販売台数は817万台で、GMグループを抜いて世界第5位である。
現代自動車が蔚山で稼働させている世界最大の総合自動車製造工場は、年間160万台の生産能力を持っている。同社は全世界で約75,000人を雇用しており、現代車は約6,000の販売店とショールームを通じて世界193カ国で販売されている。参考:Wikipedia
起亜自動車
大韓民国第2位の自動車メーカーである。2016年の売上げ台数は330万台で、世界第8位。
かつてはマツダ、フォード・モーターと密接な関係だったが、1998年の経営破綻を境に現代自動車の傘下に入って以来、現代と密接な関係となり、「現代-起亜自動車グループ(現・現代自動車グループ)」を構成している。2012年6月の時点で、同社の32.8%の株式を現代自動車が所有。生産車種のほとんどが、現代自動車の同クラスの車種と主要部品を共有化している。参考:Wikipedia

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