スマートフォン専用証券「One Tap BUY」、IPO株販売でみずほ証券と協業

ニュースのポイント

  1. スマートフォン専用証券「One Tap BUY」がIPO株の販売でみずほ証券との協業を検討していることを明らかにした
  2. 今後はソフトバンクグループ会社PayPayとのさらなる連携強化や投信販売などの事業も展開予定
  3. 株式引受業務にも関心を示しており、2023年度単月黒字化をめざしている

One Tap BUY IPO株の販売でみずほ証券と協業


引用元:Bloomberg
スマートフォン専用の証券会社One Tap BUY (ワンタップバイ)の内山社長は1日、IPO株の販売についてみずほ証券との協業を予定していることを明らかにした。One Tap BUYは、1,000円という少額から日米有名企業の株を購入でき、投資初心者に人気を博している。10月には、ソフトバンクとみずほ証券を引受先とする第三者割当増資の実施を公表し、実質ソフトバンクとみずほ証券による共同経営体制へと移行した。また、2021年1月には社名をPayPay証券に変更することも公表している。

IPO株についてはみずほ証券が主幹事を務める案件のうち、発行体がOne Tap BUYでの取り扱いを希望すればOne Tap BUYが委託販売会社として1株単位という少額で取り扱う。今後は、ソフトバンクのグループ会社PayPayとの連携強化や投資信託の販売などと幅広く事業を展開し、次世代型金融サービスを提供していく予定だ。

PayPayとの連携強化で2023年度単月黒字をめざす


引用元:One Tap BUY

スマホ決済サービスのPayPayは、サービス開始当初から多くのキャンペーンを実施し、登録者数が大幅に伸びた。現在の登録ユーザー数が3,300万人を超え、利用できる店舗は全国で増えている。また、利用金額に応じてポイント還元されるサービスやマイナポイントとの協業も行っており、利用者は拡大している。

One Tap BUYは現在約15万口座、PayPay残高に付与されるボーナスを使った投資の体験サービスを提供しており、利用者は約160万人。米国株の取り扱い銘柄を拡充したり、株式投資デビューキャンペーンを実施したりして利用者の裾野を拡大しており、2023年度の単月黒字化を目指している。

内山社長はブルームバーグのインタビューに対し、「セカンダリーマーケットをしっかりグリップする。セカンダリーは財布で、私達の財布はスマホだ」と述べIPO株の取り扱いだけでなく株式引受業務にも関心を示した。

第三者割当増資
第三者割当増資は、会社の資金調達方法のひとつです。株主であるか否かを問わず、特定の第三者に新株を引き受ける権利を付与して、新株を引き受けさせる増資を第三者割当増資といいます。通常、取引先、取引金融機関、自社の役職員などの縁故者にこの権利を与えて発行することが多く、縁故募集ともいいます。第三者割当増資は、業務提携の相手先や、取引先との関係安定化を図るときや、経営悪化で株価が低く通常の増資ができないときなどに多く使われます。参考:SMBC日興証券 初めてでもわかりやすい用語集
主幹事
有価証券の募集や売り出し、新規公開の際、引受・販売等を行う幹事会社のうち、引受数量が多く、全体的な作業の運営やスケジュール管理など中心的役割を果たす会社のこと。新規公開(IPO)では、公開時の引受・販売に加え、公開までの各種事務手続きや審査、株価設定、株式上場後の資金調達の助言や指導なども行う。参考:証券用語解説集|野村證券

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