出遅れ目立つ日本の中小型株、東証の市場改革が懸念か

引用元:SankeiBiz

ニュースのポイント

  1. 海外株式市場では中小型株の上げが目立っているが、日本の中小型株は取り残されている
  2. 過去6か月間の上昇率はTOPIX(東証株価指数)が18.5%に対して、TOPIXスモール指数は13.8%にとどまる
  3. 市場改革が2022年にあり、市場インパクトを避けるためにも「すでに行動を起こしている」とする見方も

世界の株高の波に乗れない日本の中小型株

引用元:やさしい株のはじめ方

海外株式市場では中小型株の上げが目立っているが、日本の中小型株は取り残されている。これは東京証券取引所の市場改革を意識した投資家が敬遠していると見られる。

主要国の経済支援策や金融緩和を背景に株式市場へ資金が流入する中で、本来であれば成長力が素早く回復しやすいとの見方から中小型株に物色の矛先が向かいやすい。一方、日本は株価指数について土台となる採用銘柄から見直して指数算出を刷新する計画が2022年にあるため、長期保有するには慎重にならざるを得ない。

実際に、過去6か月間の上昇率を比較すると、TOPIX(東証株価指数)が18.5%に対して、TOPIXスモール指数は13.8%にとどまる。一方、MSCIワールド指数で比べると同小型指数の上昇率が上回り、反対の傾向になっている。

アナリストらは、東証の市場改革が小型株離れにつながっていると見ている。TOPIXの代替となる新株価指数から相当数の小型株が対象から外れる見込みで、日本の株式市場では流れが異なっているとの指摘。また、東証マザーズなどから昇格した東証1部の小型銘柄は、今回の市場改革で降格になるリスクがある。株価指数との連動を目指すファンドは、主にプライム市場もしくはスタンダード市場を対象にした運用を目指すことになるので、持ち高から外す方向に動きやすいという。市場インパクトを避けるためにも「すでに行動を起こしている」とする見方もある。

MSCIワールド指数
日本を含む主要国の株式を対象とする指数です。MSCIワールド指数は、先進国23カ国に上場する大・中型株を対象にしており、2015年5月末現在、1,631銘柄で構成されています。先進国の株式市場の動向を知るために最も利用されている株価指数の一つです。世界的な指数会社であるMSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)社が算出・公表しています。同指数の構成比率の決定は、浮動株修正時価総額加重平均が採用されています。英語では、MSCI World Indexと記載されます。参考:投信資料館

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