TOPIX連動型ETF 8つをコスト面で徹底比較|2021年おすすめのETFを紹介

ETFとは日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)などのインデックス(指数)への連動を目指した上場投資信託を指します。ETFは投資信託とは異なり、市場で売買されているため時価で購入することができますし、株式とは異なり1口から購入できるため少額から投資できるというメリットがあり、近年多くの個人投資家が取引をしているのです。

少額から投資できるということもあり、これから投資を始めようと思っている人にはオススメの商品ですが、ETFには多くの種類がありどのETFを購入するかを検討するときにはどの指数に投資するかを検討する必要があります。

その際、そもそもインデックスとは何かを知ることで、銘柄選定を円滑にすすめることができます。

ETFの銘柄名としては「日経225連動型上場投信信託」をはじめとして、連動対象となっているインデックスの名前が基本的に銘柄名に含まれている場合がほとんどなので、連動対象についての知識を深めることで銘柄選定が容易になるでしょう。

そこで今回は、連動対象として日本を代表する株式指数である、「TOPIX」への連動をめざすETFについて解説していきます。

そもそもETFとは?

ETFはExchange Trashed Fundの略称で、「上場投資信託」を指しており、ETFは金融商品取引所にて取引され、証券会社に口座を開けば株式の様に手軽に売買ができます

具体的な例を挙げると、日経平均に連動する「NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信(1321)」の場合、1銘柄2万円程度で購入できるほか、1銘柄に投資するだけで日経平均株価採用銘柄に分散して投資をしていることとなるのです。

これらの特徴から知名度は低いものの、日本の投資家でもかなり人気が広まりつつある金融商品となっています。

ETFの仕組みとは

ETFの仕組みの前に、そもそも「投資信託(ファンド)」がどういう仕組みなのかについて説明します。

投資信託とは、投資家から集めた資産をまとめて、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する金融商品であり、その運用成果によって、投資家それぞれに投資額に応じた金額が分配される投資方法となっています。

ETFは投資信託ではなく、”上場”投資信託。つまり投資信託の一部ではありますが、上場しているかしていないかという点が大きく異なる点と言えるでしょう。

信託報酬の仕組みとは

継続的に何かしらのサービスを利用する契約すると多くの場合、年会費を支払う必要がありますよね。この年会費に当たる費用が信託報酬となります。投資信託の運営には、下記のように多数の運用管理会社が関わっており、それぞれに会社で様々な形で信託報酬で支払った費用が使われています。

 

  • 運用会社 運用にかかる費用や報酬、法定資料の作成資料
  • 販売会社 売買の取り扱いや、投資家への分配金、換金代金の事務費用
  • 受託会社 資産の保管や管理費用

信託報酬はいつ差し引かれる?

ETFの信託報酬は毎日支払う必要があります。この信託報酬は別途支払いを行うわけではなく、信託財産から随時差し引かれます。

どのくらい差し引かれるかは、個々の投資信託の目論見書に、純資産総額に対する比率が年率で必ず記載されており、この比率は投資信託によって異なり、この年率に投資信託の残高をかけた金額が毎日差し引かれるという仕組みです。

投資信託の種類ごとに発生する信託報酬率の傾向を比較

投資信託には「公社債投資信託」「株式投資信託」に分けられ、それぞれに信託報酬率の高低差がある程度傾向が定まっています。

公社債投資信託の信託報酬率

公社債投資信託とは、証券投資信託を投資対象ごとに分別したときに、約款上、投資対象に株式を入れないこととして、公社債(債券)で運用する証券投資信託の事を言い、運用手法自体は単純な構成なことから、それに準じて信託報酬率も低くなります。

株式投資信託の信託報酬率

株式投資信託は主に3つの種類に分けられます。まずは今回紹介しているETF、そしてインデックスファンドアクティブファンドです。

ETF(上場投資信託)は運用手法が単純なので、信託報酬率が低くなり、基準価額が下落したとしても、信託報酬は経費なので必ず毎日差し引かれますので、そういった点でも信託報酬率が低いETFは始めやすい投資であると言えるでしょう。

TOPIX連動型ETFとは?

TOPIXとは東証株価指数という別名をもっており、日経平均と同等に日本を代表して有名な株価指数です。TOPIXへの連動を目指すETFは数多く、日本のETFでは主力の金融商品となっています。

TOPIXとETFの関係性について

日本の株式市場の状況を伝える際の指標としてTOPIXか日経平均のどちらかが上昇傾向、または下落傾向にあるかで判断されるほど市場での割合は高くなっています。

また、ファンドや年金基金として自社の運用がうまくいっているかの確認をするための指標としては、ほとんどの場合TOPIXで判断されます。

ETFとの関連性としては、TOPIXへの連動を目指すETFは日本の市場に数多くあり、TOPIXに連動するETFは日銀の買い入れ対象にもなっています。しかし、通称ブル型やベア型のETFはこれに含まれません。

TOPIXの算定方法とは?

TOPIXは東証一部に上場する国内株の全銘柄を対象として計算する株価指数です。

この東証一部に上場している会社の総数は2000社強ほど存在しており、これに応じて2000強の株式から構成されている株価指数がこのTOPIXとなります

ETFの特徴としては、日経平均との連動を目指すETFの場合基本225の名柄に投資できることと同じ意味であるというのがメリットでした。
これに反してTOPIXとの連動を目指すETFに投資した場合、この2000強もの名柄に投資している事と同じ意味になるということです。

TOPIXの銘柄について

銘柄の入れ替え

TOPIXは東証一部に上場する国内株の全銘柄が対象という説明をしましたが、この東証一部に新たに入る会社は1年間に数十社あります。この新たに東証一部に上場した会社はいつTOPIXに組み込まれるのかについて解説していきます。

銘柄が入れ替わるタイミングについて説明する前に、東証一部に上場するまでの過程には様々な種類があるということについて例を挙げながら解説します。LINEや日本郵政については、最初から東証一部に上場したのに対して、鳥貴族などは東証二部から昇格して東証一部に上場しました。

また、サイバーエージェントは元々マザーズという別の指標を目指していましたが、市場を変更してTOPIXに組み込まれたというパターンも存在します。これらのいかなるタイミングであっても、TOPIXに組み込まれる時期は、東証一部に上場した翌月の最終営業日が銘柄入れ替え時期となります。

2020年12月10日に例えば上場した会社は、2021年1月29日にTOPIXに組み込まれることになります。

インデックスファンドとは?

TOPIXやETFなどについて調べていると、必ず出てくる言葉(概念)がインデックスファンドです。インデックスは指標、ファンドは投資信託を表しています。つまり、TOPIXや日経平均など、特定の指数への連動を目指す投資信託(ファンド)の事をインデックスファンドと呼びます。

「連動を目指す」という言葉もよく耳にしますが、この本意は、指標の値動きと噛み合うように組み込んだ銘柄を構成して運用するという意味です。つまり、先程のようにTOPIXに新たに組み込まれた会社は、このインデックスファンドが新たに投資を行う対象になります

新規採用銘柄の購入タイミング

インデックスファンドはTOPIXへの連動を目指しているので、TOPIXと同じ値動きになるような構成で株を保有します。つまり、同じ構成を目指すためにTOPIXに新しい会社が組み込まれるタイミングと同じタイミングで新しく銘柄を購入します。

先程東証一部に新たに上場した会社は、上場した日から見て翌月の最終営業日に銘柄が組み込まれると説明しました。つまり、インデックスファンドはこの「翌月の最終営業日」の前日から同じ構成の株を購入するので、定例的にこのタイミングで対象の株価が上昇します

日経平均とTOPIXの比較

TOPIXについてはこれまで説明してきたように、東証一部に上場する国内株式を対象とした国内株式指標。日経平均は日経平均株価の略称で、日本株式市場を代表する225銘柄を対象としています。

この2つの主な違いとしては、主な銘柄数と算出方法の違いからくる銘柄の差でしょう。企業別に見た場合、銘柄における構成比率はTOPIXが約17%なのに対して、日経平均は約37%となっており、この銘柄数の違いは、実際にインデックスファンドを運用する際の運用のしやすさに多大な影響を与え、ファンドのインデックスそのものを再現するのに必要な最低時価総額を下回っている場合は、インデックスに連動することが難しくなります。

つまり、投資する側が注意する点として、インデックスファンドを選ぶ際にはファンドの規模に着目すべきと言るでしょう。

TOPIX連動を目指すおすすめのETF7選

TOPIXとの連動を目指すおすすめのETFについて紹介します。信託報酬の低さがETFの魅力の1つですが、普通の投資信託の同じく、信託報酬以外のコスト(手数料など)が多く発生します。
そこで今回の記事では、信託報酬率とコスト率にスポットを当てて、おすすめのETF8選を紹介していきます。

1.ダイワ上場投信(1305) – トピックスの概要

ETF ダイワ上場投信 – トピックス
管理会社 大和アセットマネジメント
上場日 2001年7月13日
信託報酬 0.1210%
実質コスト 0.139%

2.NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信(1306)の概要

ETF TOPIX連動型上場投資信託
管理会社 野村アセットマネジメント
上場日 2002年1月9日
信託報酬 0.01210%
実質コスト 0.127%

3.上場インデックスファンドTOPIX (1308)の概要

ETF 上場インデックスファンドTOPIX
管理会社 日興アセットマネジメント
上場日 2002年1月9日
信託報酬 0.0968%
実質コスト 0.125%

4.MAXISトピックス上場投信(1348)の概要

ETF MAXISトピックス上場投信
管理会社 三菱UFJ国際投信
上場日 2009年5月15日
信託報酬 0.0858%
実質コスト 0.112%

5.One ETFトピックス(1473)の概要

ETF One ETFトピックス
管理会社 アセットマネジメントOne
上場日 2015年9月7日
信託報酬 0.0858%
実質コスト 0.136%

6.iシェアーズ TOPIX ETF(1475)の概要

ETF iシェアーズ TOPIX ETF
管理会社 ブラックロック・ジャパン
上場日 2015年10月20日
信託報酬 0.0660%
実質コスト 0.115%

7.NZAM上場投信トピックス(2524)の概要

ETF NZAM上場投信トピックス
管理会社 農林中金全共連アセットマネジメント
上場日 2014年3月7日
信託報酬 0.0825%
実質コスト 0.124%

8.SMDAMトピックス上場投信(2557)の概要

ETF SMDAMトピックス上場投信
管理会社 三井住友DSアセットマネジメント
上場日 2019年12月16日
信託報酬 0.0814%
実質コスト 0.144%

おすすめのETF8選について総評

これまでに紹介してきたインデックスファンドと比較して、ETFの場合はやはり信託報酬以外のコストが高くなります。これは手数料が主に関係しています。
「TOPIX連動型上場投信」は最もコストが低くなっています。これは、2020年9月30日より信託報酬が引き下げられ、さらに段階料率が適用されることからTOPIXと連動を目指すETFの中ではコストが最安値になるでしょう。

TOPIXと連動型ETFについて基本情報をおさらい

ETFの選定を行う際には日経平均を指標としている銘柄を選定するか、TOPIXとの連動を目指す銘柄を選定するか、という選択肢が大きく、どちらもメリット・デメリットがあります。

この記事を通して、その選択肢のうちのTOPIXについてより理解を深めていただければ幸いです。

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