ETFに配当ってある?ETFの分配金制度について詳しく解説!|国内ETFの高利回りランキングTOP5も紹介

ETFとは日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)などのインデックス(指数)への連動を目指した上場投資信託を指します。

少額から投資できるということもあり、これから投資を始めようと思っている人にはオススメの商品ですが、ETFには多くの種類がありどのETFを購入するかを検討するときにはどの指数に投資するかを検討する必要があります。

ETFには様々な注意すべき点がありますが、要点を押さえると効率的な投資ができる分野となりますので、本記事ではETFの概念から配当・分配金利回りについて解説していきます。

ETF(上場信託投信)の概要

ETF(上場信託投信)の概要

ETFとは

ETFはExchange Trashed Fundの略称で、「上場投資信託」を指しており、ETFは取引所にて取引され、証券会社に口座を開けば株式の様に手軽に売買ができます

具体的な例を挙げると、日経平均に連動する「(1321)日経平均」の場合、1銘柄2万円程度で225銘柄が購入できるほか、1銘柄に投資するだけで分散投資となり、これらのの特徴から知名度は低いものの、日本の投資家でもかなり人気が広まりつつある金融商品となっています。

ETFの仕組みとは

ETFの仕組みの前に、そもそも「投資信託(ファンド)」がどういう仕組みで運用されているのか見ていきましょう。

投資信託とは、投資家から集めた資産をまとめて、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する金融商品であり、その運用成果によって、投資家それぞれに投資額に応じた金額が分配される投資方法となっています。

ETFは投資信託ではなく、”上場”投資信託。つまり投資信託の一部ではありますが、上場しているかしていないかという点が大きく異なる点といえます。

ETFに発生する手数料とは

ETFに発生する手数料とは

ETFには以下の2つの手数料が発生します。少額から取引が開始できることがETFのメリットですが、投資信託と比較するとなぜETFの方が少額から取引できるのかがわかります。

この少額から取引できるという特徴の裏には、後述する手数料(必ず発生する費用)が少ないことが挙げられます。本章では、必ず発生する2つの手数料について詳細に解説します。

  • 売買手数料

  • 信託報酬

売買手数料

ETFを購入するときは、株と同様に売買手数料が発生します。近年の銀行における振り込み・引き下ろし手数料と同様で、ネットの証券を利用することでその手数料は下がります。

手数料をより安価に済ませたい場合、海外ETF(外国ETF)がおすすめ。

直接外国の個別株を購入するよりもハードルが低く間接的に海外の株に投資できますし、通常の投資信託と比較して手数料が安いため、人気が高いです。

信託報酬

ETF、投資信託の場合はどちらも運用会社に資産を支払い、運用会社が代わりに投資などを行っています。

信託報酬は投資信託を運用・管理する際に発生する費用で、手数料とは違って投資信託を保有している間はこの費用がかかり続けます。

日本のETFの場合、日経平均株価の指数との連動を目指している(インデックス型)ため、運用会社側で銘柄選定する際の調査や手間が省けることから信託報酬は低めに設定されています。

また、投資信託と比較した際もETFの信託報酬は低めに設定されています。これは、投資信託では信託会社や銀行など、関わりのある全ての会社に対して信託報酬を支払いますが、ETFの場合は運用に関わる運用会社と、信託銀行だけが信託報酬を得ます。

支払いを行う会社がすくないため、投資信託と比較すると低コストでの運用が可能となるのです。

ETFの場合このコストをエクスペンスレシオと呼び、投資信託の場合は信託報酬と呼びますが、現在ネット上ではどちらも”信託報酬”として使われているようです。

通常はほとんどの場合年間1%未満となります。

ETFのメリット・デメリット

ETFのメリット・デメリット

投資には様々な選択肢があり、その中でも投資信託という形式を選択する場合、投資信託から始めるべきなのか、ETF(上場投資信託)から始めるべきか悩む方が多いようです。

ネット上の意見ではどちらに対しても初心者向けであるという説明がされており、最終的な結論が出しにくいのが現状。

そこで、ETFのメリットとデメリットをそれぞれまとめたので、後述する「ETFと投資信託の比較」と合わせて自分にあった投資スタイルを選択しましょう。

ETFのメリット

  • 少額で分散投資が可能
    ETFの投資対象はいろんな銘柄によって構成されており、1つのETFを所有することで分散投資を低リスクで行えます

  • 選択肢が豊富
    ETFは日本のみならず、外国株式や外国債券、商品(コモディティ)など、様々な指数に連動するものがあり
    海外の選択肢が多いことが特徴です。

  • 市場で常時売買できる
    ETFのメリットは
    株式の特徴とほぼ同じなので、株式と同様に相場の変動を監視しながら、市場の取引時間中であればどんなタイミングでも売買が可能です。

ETFのデメリット(リスク)

  • 価格変動リスク
    ETFは指数の変動すればそれに伴ってETFの価格も変動します。これを
    インデックス運用と呼びます。

    ETFの種類によっては元の指数に対して一定の倍率をかけた動きをすることから、変動に対して特に留意する必要があります。

  • 流動性リスク
    株式と同じ様に取引所で売買できるというメリットを前述しましたが、投資信託の中には
    流動性が低いものがあり、他の信託のように取引所価格で売買ができないものがあるので注意が必要です。

ETFの分配金制度について

ETFの分配金制度について

ETFの分配金はETFを保有することによって得られるので、もちろん元手の資金は必ず必要となります。

その資金をうまく運用し、分配金利回り(配当など)を予めリサーチしておくことで、高配当を受け取ることができるでしょう。

ETFの分配金とは

ETFは投資信託と同様に分配金を出す仕組みがありますが、投資信託の違ってETFは税法によって決算期間中に発生した利子や配当などの収益から、信託報酬等の費用を控除した全額を分配します。

金価格連動型上場投資信託など、対象指標に対して利息や配当が生まれない資産の場合はこの分配金がゼロとなる場合もあります

ETFの分配金はいつもらえる?

分配金が支払われる頻度は、年1・2・4回など、銘柄によって異なります。分配金を受け取るには、権利の確定日時点でETFを保有していることが条件となります。

この条件について注意事項があり、ETFの場合約定をした日と実際にETFを受け取る日には多少のタイムラグがあり、権利確定日の2営業日前の権利付最終日までにはETFを必ず購入しておかないと対象にはならないので予め注意しておきましょう。

ETFの配当利回りについて詳細に解説

分配金利回りとは、ETFにて投資した資金に対して1年の間にどの程度の分配金があったのかを示したもので、以下の式にて割り出されます。

分配金利回り(%) = 年間分配金累計 ÷ 直近月末ETFの基準価額 × 100

分配金累計額は過去の実績がベースであり、基準価額については購入時のものではありません。

つまり、表示された分配金利回りは過去1年間の分配金が得られて、利回り計算に用いた基準価額が1年間変動しなかった場合の仮想利回りとなります。

つまり、実際に得られる利回りや期待できる利回りとは多少異なるという意味です。

分配実施後、投資信託の総資産から分配金が差し引かれるため、基準価額はその分下落します。

投資信託の収益や損益は、基準価額の騰落(とうらく)と分配金受取の合計を常に意識することが重要であり、分配額や分配金利回りのみならず騰落率も確認しておきましょう。

ETFにおける「分配金」と「配当金」の違い

ETFにおいては「分配金」「配当金」でよくネット上で書き分けられますが、ETFや投資信託で投資家に支払われるお金のことは”分配金”となります。

分配金と配当金で大きく異る点としては、分配金は運用会社が支払うのに対して、配当金は株式を発行した企業が支払うという点が挙げられるでしょう。

運用会社が支払う分配金の原資は、株式の配当金や債権の利子、値上がり益となるので、「配当金」とは「分配金の一部」というのが正確な情報です。

国内ETFの高利回りランキング

国内ETFの高利回りランキング

順位 銘柄 分配金利回り 1口当たりの分配金 信託報酬 買付最低金額
1 NEXT FUNDS銀行 (TOPIX-17)上場投信<1631> 14.60% 888円 0.352% 6,080円
2 NEXT FUNDS運輸・物流 (TOPIX-17)上場投信<1628> 8.34% 1,082円 0.352% 1万2,970円
3 日経300株価指数連動型 上場投資信託<1319> 7.25% 22.129円 0.572% 30万5,000円
4 上場インデックスファンド 新興国債券<1566> 5.44% 2,416円 0.495% 4万4,400円
5 NEXT FUNDS新興国債券・ J.Pモルガン・エマージング・ マーケット<2519> 5.00% 52.1円 0.209% 1万410円

1位 NEXT FUND銀行(TOPIX‐17)上場投信<1631 >

NEXT FUND銀行(TOPIX‐17)上場投信<1631 >は、野村アセットマネジメントが運用しているNEXT FUNDシリーズファンドの1つ。

このETFはTOPIX-17銀行指数との連動を目指しており、東証一部上場銘柄の中でも銀行に分類する企業のみで株価指数が構成されています。

買付の最低金額は6,080円と圧倒的に安いことに加え、分配金利回りが14.60%と他から群を抜いて高くなっています。さらに1口からの売買が可能なため、高利回りのETFから始めてみたいと思っている方にはおすすめの金融商品です。

2位 NEXT FUNDS運輸・物流(TOPIX-17)上場投信<1628>

NEXT FUNDS運輸・物流(TOPIX-17)上場投信<1628>は、野村アセットマネジメントが運用しているNEXT FUNDシリーズのファンド。

このETFの対象指標はTOPIX-17運輸・物流指数で、東証一部上場銘柄のうち、陸運業・海運業・空運業などの運送業や、倉庫・運輸関連にあたる銘柄のみで構成されています。

売買単価は1口から可能で、買付最低金額は1万2,970円と比較的安価。さらに信託報酬に関してはNEXT FUND銀行と同じく0.352%と低い部類です。

3位 日経300株価指数連動型上場投資信託<1319>

野村アセットマネジメントが運用するファンドである日経300株価指数連動型上場投資信託<1319>は、日経株価指数300との連動を目指しているETF。

日経株価指数300とは、東証一部上場銘柄の中で株式市場を代表し、さらに業種の分散・流動性を考慮して選ばれた主要な300銘柄を時価総額で加重平均した株価指数です。

日本経済新聞社が算出・公表しており、日本の株式市場全体の値動きを表しています

売買単価は1,000口からと多いため、買付の最適金額は30万5,000円と高額。分配金利周りは7.25%と高利回りのファンドですが、始めるには最低30万円の資金が必要なことから上級者向けの金融商品です。

4位 上場インデックスファンド新興国債券<1566>

上場インデックスファンド新興国債券<1566>は、日興アセットマネジメントが運用・管理しているファンドで、「ブルームバーグ・バークレイズ自国通貨建て新興市場国債・10%国キャップ・インデックス」の円換算との連動を目指すETF。

「ブルームバーグ・バークレイズ自国通貨建て新興市場国債・10%国キャップ・インデックス」とはバークレイズ・キャピタルが算出する、一定の基準を満たす新興国の国債で構成される指数です。

買付最低金額は4万4,400円で、売買単位は1口から可能。分配金の分配は2ヶ月毎に1回、合計年に6回行われます。

分配金利回りは5.44%と高利回りですが、新興国の国債が対象なため、値動きが激しく、ハイリスク・ハイリターンな金融商品と言えるでしょう。

5位 NEXT FUNDS 新興国債券・J.P.モルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラス(為替ヘッジなし)連動型上場投信<2519>

こちらも野村アセットマネジメントが運用するNEXT FUNDSシリーズの1つで、「J.P.モルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラス」を円換算した指数との連携を目指しているETF。

「J.P.モルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラス」は、J.P.モルガン証券によって公表される、エマージング諸国発行の米ドル建ブレディ債やローン、ユーロボンドを対象とするインデックスです。

売買単価は10口からですが、1口当たりの分配金が52.1円なため、買付最低金額は1万410円と安く収まっており、さらに信託報酬が0.209%と圧倒的に低くなっています。

まとめ

まとめ

ETF自体の概念や仕組み、分配金制度の概要からおすすめランキングを紹介しました。

ETFという投資を始める上で分配金制度を理解する事は避けては通れない道ですし、高利回りのETFでうまく運用できた場合はもちろん所得も大きくなります。この記事がその理解の手助けになれば幸いです。

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