不動産投資のクリードG、アンザー不動産投資開発の持ち株を全て売却 出資金を全額回収

ニュースのポイント

  1. 不動産開発のクリードグループが1月19、20の両日、アンザー不動産投資開発(AGC)の持ち株をすべて売却し、AGCの大口株主でなくなった
  2. クリードグループは今回の持ち株売却で、AGCから出資金すべてを全額回収した
  3. コリア・インベストメント・マネジメントと、Samarang Ucits – Samarang Asian ProsperityもAGC株を売却し、保有比率を引き下げている

持ち株売却でアライアンス関係は解消か

主にアジアで不動産投資・開発を展開するクリードグループ(東京都新宿区)が運営する投資ファンドのクリード・インベストメントVN-1が、19日と20日の両日にアンザー不動産投資開発(AGC)の持ち株すべてを売却し、AGGの大口株主ではなくなった。もともと両社は、互いに戦略的アライアンスの関係にあったが、クリードグループ傘下企業による持ち株売却で、両社の関係性の見直しを図るとみられる。

クリード・インベストメントVN-1は19日に、AGG株43万0100株を売却し、保有比率を5.5%から4.9%に引き下げた。さらに20日にはAGG株残り410万株超を売却し、同社から出資金を全額回収した。

クリード・インベストメントVN-1は2020年8月に、AGCの370万0684株を相対取引で売却し、保有比率を12.11%から7.18%に引き下げた際、AGCが今後手がける不動産案件への出資向けに総額約107億円の投資ファンドを設置する方針を明らかにしていた。今回の持ち株売却が、アライアンス関係の解消となる訳ではなさそうだ。

クリード・インベストメントVN-1のほか、韓国のファンド運営会社であるコリア・インベストメント・マネジメントと、ルクセンブルクの投資ファンドSamarang Ucits – Samarang Asian Prosperityも既にAGG株を売却。保有比率をそれぞれ4.45%、7.74%に引き下げている。

クリードグループ
クリードグループは、1996年に設立され、東南アジアと南アジア不動産市場を中心に事業を展開する日系不動産投資グループ。不動産投資やアセットマネージメント、プロジェクト開発など、幅広い分野で実績を上げており、グループ全体の総開発価値は8億米ドルに上る。参考:Property Access
アンザー不動産投資開発
アンザー不動産投資開発は、ホーチミン市や近隣省で不動産事業を展開する不動産投資会社。日本のクリードグループや、フージャースホールディングス、英国のアクティスといった投資ファンドと戦略的アライアンスを組むほか、建設大手のコテコンズ建設の請負業者でもある。売上高の93%がマンション販売で占める。参考:VERAC

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