- 2021/1/27
- 不動産知識
不動産投資初心者必見!|不動産投資で発生しやすいリスク10種類とリスクヘッジ方法を解説!

「収入を増やすために不動産投資を行いたいけどリスクが怖い」と考える方は多くいらっしゃいますよね。
もちろん、不動産投資を行う上でリスクはつきものですが、FXや株などの投資手法と比べると格段にリスクが低いことをご存知でしょうか。
しかも、成功を収めることができれば半永久的に安定した収入を得ることができます。
本記事では、不動産投資にどのようなリスクが潜んでいるのか知りたい方のために発生しやすい10種類のリスクとその対処方法をご紹介します。
では、まず初めに不動産投資のリスクの基礎知識からみていきましょう!
不動産投資のリスクは他の投資と比べて高い?
「投資」というキーワードから想像するのは、大失敗するか大成功するかの「0か100」のイメージがある方も多いのではないでしょうか。
不動産投資にはどのようなリスクが含まれていて、それは他の投資手法と比べると高いのか低いのか気になりますよね。
結論から言うと、不動産投資のリスクは他の投資と比べると、比較的低いです。
それでは、詳しく掘り上げていきます。
投資の中では比較的低い
不動産投資は投資の中では比較的リスクが低い投資と言われています。その理由の1つが、不動産という実物を持った資産を所有することができるからです。万が一の場合は不動産を売却することで投資資金を取り返す算段を立てることもできます。
しかし、不動産投資といえど投資である以上はリスクに付きまとわれます。最悪の場合は元金を割ってしまうこともあるでしょう。
ここで大切なのは、不動産投資にどのようなリスクがあり、そのリスクへの適切な対処法を知っておくことです。
リスクを回避するために、不動産投資で発生しやすいリスクにはどのようなものがあるのかみていきましょう。
不動産投資で発生しやすい5種類のリスクをご紹介!
やはり投資を行う以上リスクはつきものです。
できるだけ投資のリスクを軽減するためにも、どのようなリスクが潜んでいるのか知ることがとても大切になります。
この項では、不動産投資で発生しやすい5種類のリスクについてご紹介します。
不動産投資で発生しやすいリスクは次の5つです。
- 空室リスク
- 災害リスク
- 資産価値下落リスク
- 金利上昇リスク
- 管理会社が倒産するリスク
では、それぞれ1つずつみていきましょう!
①空室リスク
不動産投資とは、家賃収入を柱にした投資手法なので、投資した不動産に空室ができてしまうと安定した家賃収入を得ることができません。
また、空室ができるだけではなく、住人が家賃の滞納をしてしまう場合でも安定した家賃収入を得ることは難しいでしょう。
仮に不動産投資ローンを借りて不動産投資を行なっている場合は、家賃収入の計画に狂いが出ることで、ローンの返済に響いてくる可能性もあります。
注意するようにしましょう。
②災害リスク
災害リスクとは、火災や地震、台風などで投資した不動産が崩落したり傷ついたりするリスクのことを言います。
この場合は、火災や地震の場合は最悪の場合、物件が崩落してしまえば立て直しの費用がかかるときがあります。また、災害で住居が傷ついた場合は修繕費を支払う必要があることを覚えておきましょう。
特に建物が木造建築の場合は、火災のリスクが高まるので注意しましょう。
③資産価値下落リスク
不動産の建物の経年劣化や周辺環境の変化によって、不動産の価値が下落して、家賃の引き下げを行わなければならないようなリスクもあります。
どれだけ立地が良くても、築年数が経ってしまえば高い家賃を取ることができず、家賃を下げざるを得なくなってしまいます。その場合は、利回りが非常に低下しますね。
近くの商業施設が潰れてしまう場合など、築年数以外にも不動産の価値が下落するリスクはあるので注意しましょう。
④金利上昇リスク
大体の人は不動産投資をする際に、不動産投資ローンを借りて不動産投資を行いますが、その際にローンの金利が上昇し、支払総額が増えるリスクがあります。
ローンの金利には、「変動金利性」と「固定金利性」がありますが、変動金利の場合は政府の政策で金利が変動するため、注意が必要です。
現在日本は、歴史的な低金利時代と呼ばれています。変動金利性でも今の所は問題ないと思われますが、いつ金利が上昇してしまうかはわかりません。不安な方は固定金利性のローンを組むと良いでしょう。
⑤管理会社が倒産するリスク
不動産投資をしている人の中に、本業が忙しい方は、面倒な業務を不動産管理会社に委託している方も多いでしょう。
その場合は、不動産管理会社が倒産し、家賃が回収できなくなるリスクがあります。
まさにこれは想定もしていないリスクであり、管理会社選びには細心の注意を払うようにしましょうね。
不動産投資での失敗を防ぐ7種類のリスクヘッジ方法
不動産投資には様々なリスクが存在することが理解できたと思います。
では、リスクを知ったら次はそのリスクを回避する方法を知ることが大切です。
この項では、不動産投資の失敗を防ぐために厳選された7種類のリスクヘッジ方法をご紹介します。
不動産投資の失敗を防ぐリスクヘッジ方法は次の7種類です。
- 分散投資を検討する
- 信頼できる不動産会社を選ぶ
- 急な出費に備えて資金に余裕を持つ
- 丈夫な建物・自分の物件を選ぶ(保険にも加入しておく)
- メンテナンスやリフォームを欠かさない
- 固定金利の物件を選ぶ
- 立地の良い物件選びをする
では、それぞれ1つずつみていきましょう!
①分散投資を検討する
(右イメージの図解を挿入)
不動産投資におけるリスクヘッジの基本として、分散投資という概念があります。
分散投資をすることで、もし万が一、1つの投資先から収入が絶えても、他の投資先からの収入を得ることができます。
分散投資は大きく分けて次の4つの方法に分かれます。
- 物件のタイプを分ける
- 物件のエリアを分ける
- 物件の用途を分ける
- 物件の購入時期を分ける
では、1つずつ詳しくみていきましょう!
物件のタイプを分ける
1人暮らしの入居者はワンルームは1Kを好みますが、家族層は2LDKや3LDKなどの大きめの物件を好みます。
その物件の周りの住民の属性は年々変わっていき、万が一大学が建設されるなどすれば、1人暮らしの若者が大量に流入してくることが考えられますね。
そのような場合に2LDKなどの大きめの物件しか所有していない場合は入居者の集客が期待できません。しかし、ワンルームの物件を所有していれば、一気に家賃収入を上げられるかもしれませんね。
あらゆる場合を想定して、同一地区内でも物件のタイプを分けることでリスクの分散が可能です。
物件のエリアを分ける
不動産で安定した収益を得るためには物件のエリアを分散させることも大切です。
まず1つ目の物件として東京エリアの物件に投資するのは順当な流れですが、何か社会情勢の流れで東京エリアの物件の価値が下落した場合に、東京にしか物件がないと大損をしてしまう可能性があります。
そのような事態のことを考慮して、神奈川エリアにも物件を購入しておくなど、一箇所集中で物件に投資することはおすすめしません。
時代の流れを汲んで物件のエリアを分散させて投資するようにしましょう。
物件の用途を分ける
不動産投資というと、住居を想像しがちですが、他にもオフィスや工場、ヘルスケアなどの様々な用途があります。
所有する物件ごとに異なる用途を持つ顧客をターゲットにすることも、安定した家賃収入を得るために大切です。
特に住居用の物件と商業用の物件は需要の変動に相関性が見られないケースが多いため、収益を安定させやすいですね。
物件の購入時期を分ける
最後に、分散投資のコツは、物件の購入時期を分けることです。
なぜ購入時期を分けるかというと、「同時に購入すると同時期に劣化し、リフォーム代を支払う時期が重なってしまうから」です。
これは資金繰りの面から購入時期を分けることをおすすめしていますが、支出の急増を防ぐためには必要なことですね。
また、時代ごとにニーズのある物件は異なってくるため、購入時期を分けることで、その時期ごとに最適な物件を選ぶことができます。
同時期に購入してしまうと、一気に物件の価値が下落してしまう可能性があるため、そのリスクを回避するためにもおすすめです。
②信頼できる不動産会社を選ぶ
不動産の管理会社が倒産して家賃収入を得れなくなるということを防ぐためにも信頼できる不動産会社を選びましょう。
ここでおすすめなのは、利用する予定の不動産会社の口コミ評判で生の声を調べることです。とくにTwitterなどでは生の声が調べやすいので、信頼できる会社かどうかリサーチをしておくようにしましょう。
逆に、インターネットで調べても何も情報が出てこない不動産会社は危険なので手を出さないように注意して下さい。
③急な出費に備えて資金に余裕を持つ
不動産投資を行なっていると、災害に見舞われたり、急な修繕が必要になった場合など、急に支出が増える場合があります。
その場合を見越して、急な出費があっても大丈夫なように資金には余裕を持つようにしましょう。
余裕を持った資金を持って不動産投資を行うことで、万が一の場合に慌てないで対処ができるようになります。
④丈夫な建物・地盤の物件を選ぶ(保険へも加入しておく)
地震や台風などで建物の倒壊を防ぐためにも、丈夫な建物や地盤の物件を選ぶようにしましょう。
過去のデータを漁ることで、この付近で物件が壊れていないかなどを調べるのも災害リスクの回避策として良いでしょう。
また、火災に対するリスクヘッジとして、火災保険へも加入しておくようにしましょう。
保険に加入しておくことで、万が一の場合に急な出費に困らせられないようになります。
⑤メンテナンスやリフォームを欠かさない
空室リスクを防ぐためにも、住居のメンテナンスやリフォームを欠かさないようにしましょう。
特に、物件の築年数が経っている場合に、ボロボロの住居にはやはり入居者画寄り付きません。
安定して家賃収入を得たいならば、最低限住みやすい程度の綺麗さを保つようにしましょう。
⑥固定金利の物件を選ぶ
不動産投資を行う場合は、不動産投資ローンを借りている方がほとんとだと思いますが、金利変動が怖い場合は固定金利の物件を選びましょう。
現在は低金利時代と呼ばれていて、最初の金利は固定金利の方が変動金利より高いです。しかし、今後もしかしたら金利が上昇する可能性を考えると、固定金利の物件を選んだ方がお得になる場合があります。
今後の金利相場を予想するのは難しいですが、金利で支払総額が増えるのが嫌な場合は、固定金利を選択しましょう。
⑦立地の良い物件選びをする
最後に、これも空室リスクを防ぐために立地の良い物件を選びましょう。
ここで大切なのは、駅近物件などの立地の良い物件であることは大前提に、周りにコンビニやスーパーがあるか、騒音はないか、などの環境を確かめるために、実際にその物件に足を運ぶことです。
周辺住民の口コミを調べるなど、立地が良いのはもちろんのこと、住みやすい物件かどうかまでチェックをするとなお入居者が集まりやすいでしょう。
低リスクで運用できる不動産投資手法
不動産投資のリスクとリスクヘッジ方法について解説をしてきましたが、そもそも低リスクで運用できる不動産投資手法はないのでしょうか。
結論から言えば、不動産投資手法は投資する不動産によっては低リスクで運用することができます。
この項では、低リスクで運用できる不動産投資手法についてご紹介していきます。
低リスクで運用できる不動産投資手法は次の2つです。
- ワンルームマンション投資
- アパート投資
では、それぞれ1つずつ詳しくみていきましょう!
ワンルームマンション投資
ワンルームマンション投資とは、ワンルームマンションを貸し出して家賃収入を得る投資手法です。
現在の日本は、少子高齢化により単身世帯が増えているため、ワンルームマンション投資であれば空室リスクを防ぐことができます。
また、ワンルームの需要はやはり大きいため、リスクを抑えながらも稼げる不動産投資ができるでしょう。
アパート投資
アパート投資とは、アパートを一棟購入して貸し出す投資手法です。
ワンルームマンション投資は、入居者がいなくなることで家賃収入が全くのゼロになってしまいます。ですが、アパート投資ならば、複数の部屋を有している物件を運用するため、もし万が一空室が何室かできてしまったとしても、家賃収入がゼロになることはありません。
家賃収入がゼロになってしまうリスクを回避して不動産投資を行うことで、ローンの返済計画にも滞りが起きづらくなります。
慎重な性格をしている方には、アパート投資はおすすめですね。
不動産投資ではリスク管理を欠かさないようにしよう!
本記事では、不動産投資のリスクについてその対処法と低リスクな投資手法と共に解説してきました。
不動産投資で大切なことは分散投資を行うことです。
様々なリスクを知ったとしても、リスクをゼロにすることができないため、限りなくリスクを軽減していく方向に思考を凝らす必要があります。
リスクを知ればそれに対するリスクヘッジも可能なので、不動産投資をする場合はリスク管理を欠かさないようにしてください。
あなたの不動産投資が成功することを祈っています!