楽天銀行が国内インターネット銀行初のリバースモーゲージの提供を開始

ニュースのポイント

  1. 楽天銀行が、不動産事業のハウスドゥの子会社であるフィナンシャルドゥと提携し、国内インターネット銀行で初となるリバースモーゲージの提供を開始した
  2. リバースモーゲージは、自宅を担保にしたローン制度で、月々の支払いが利息だけといったメリットがある
  3. 楽天銀行リバースモーゲージの保証業務は、フィナンシャルドゥが行う

自宅を担保にしたシニア向けローン

楽天銀行が提供を始めたリバースモーゲージの仕組み 引用元:rakuten-bank.co.jp

楽天銀行は1月5日、国内インターネット銀行では初の試みとなる「楽天銀行リバースモーゲージ」の提供を開始したことを発表した。高齢者向けローンの展開により、ビジネスモデルの強化を図る考えだ。

楽天銀行は、楽天会員情報と連携すると、取引ごとに楽天ポイントが貯まる「ハッピープログラム」を提供するなどし、楽天経済圏と呼ばれる独自のポイントシステムを形成して会員を囲い込んでいるのが特徴だ。一方で、ネット銀行の特徴から若者のユーザーが多く、中高年層にターゲットリーチできていなかった課題がある。

第4のキャリアの楽天モバイルが2020年4月に正式サービスが開始される中、楽天銀行は、金融事業にユーザー開拓の糸口がないか考えた。事業開発を検討した結果、全国でのリバースモーゲージの普及を進めたい、不動産販売のハウスドゥの連結子会社フィナンシャルドゥと、高齢者層の顧客を増やしたい楽天銀行の考えが合致。今回のサービス実施へと至った。

融資金額は100万円から1億円。資金の使い道は原則として自由で、「住宅ローンの借換」や「生活費の補填」、「リフォーム」など、さまざまな用途に利用できる。

元本の返済は必要なく、月々の支払いは利息のみとなっているのが特徴。契約者が死亡した場合に、担保となっている不動産を売却し元本返済に充て、返済する。

「楽天銀行リバースモーゲージ」は、借入時の年齢が満50歳以上で、利用に楽天銀行普通預金口座が必要。さらに、給与や年金などの安定継続した収入を得ている要件もある。利息は変動制で、2021年1月現在の借入利率は年2.95%となっている。保証業務は、フィナンシャルドゥが担う。

ネット銀行の強みを生かし、楽天銀行リバースモーゲージは、来店不要で申し込み、契約が可能。リバースモーゲージの利用を検討しているものの、「近くに取り扱い金融機関がない」、「コロナ禍で外出を控えたい」といった、ユーザーニーズに対応できるという。

楽天銀行
楽天銀行は、2010年にイーバンク銀行から商号変更した、国内最大級のインターネットバンキング。一般的な銀行と違い、対面の店舗を持たないことから、振り込みやATM手数料が一般の銀行より安く提供されている特徴がある。また、金利も一般の銀行よりも高金利のメリットがある。参考:美人のマネ活
フィナンシャルドゥ
フィナンシャルドゥは、不動産事業を全国で展開するハウスドゥの連結子会社。不動産担保融資とリバースモーゲージ保証事業を行っており、不動産の活用により顧客の資金ニーズに対応する不動産テックに注力している。参考:PRTIMES
リバースモーゲージ
リバースモーゲージは、自宅を担保に生活資金を借り入れ、自らの持ち家に継続して住み続け、借入人が死亡した時に担保となっていた不動産を処分し、借入金を返済する仕組み。高齢者向けの貸付制度と言われる。各都道府県の社会福祉協議会や金融機関が取り扱いをしているのが特徴。参考:りそなグループ

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