JAXA、ニデックの防塵コーティング研究を採択

ニュースのポイント

  1. ニデックの防塵コーティング研究をJAXAが採択した
  2. 1年間の共同研究を通じて、光学コーティングによる持続可能な表面防塵の開発を目指すという
  3. 実用化されれば、日常生活においても問題を解決する新しいコーティングを提供できる可能性があるとしている

「持続可能な防塵または除塵性能を有する機構または表面の研究」が採択

引用元:JAXA

ニデック株式会社(愛知県蒲郡市)は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が実施した「太陽系フロンティア開拓による人類の生存圏・活動領域拡大に向けたオープンイノベーションハブ」に関する研究提案募集に、アイデア型研究として採択されたと発表した。

採択された研究テーマは、「持続可能な防塵または除塵性能を有する機構または表面の研究」で、宇宙空間におけるレゴリス(天体表面の細かい粒子)や砂、ほこりの付着を防止するためのコーティングの開発、および評価方法の実現を目指すもの。今後、JAXAとの1年間の共同研究を通じて、光学コーティングによる持続可能な表面防塵の開発を目指す。

日常生活における問題を解決できる可能性も

引用元:ニデック

天体表面の探査では、ローバー(天体の表面を移動し、観測するための車両)や探査機の表面や光学センサなどにレゴリスが付着することで探査に影響を及ぼす懸念がある。同社の光学コーティング技術を基盤としたコーティングを開発することで、持続可能な表面防塵の実現を目指すという。

研究が実用化された場合、探査機等のセンサや窓材・太陽電池パネル等への利用が検討されている。また、ディスプレイや眼鏡へのほこりの付着、太陽光パネルへの砂の付着を長期間防止するなど、日常生活においても問題を解決する新しいコーティングを提供できる可能性があるという。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)
2003年に宇宙科学研究所(ISAS)、航空宇宙技術研究所(NAL)、宇宙開発事業団(NASDA)の3機関が統合して誕生。政府全体の宇宙開発利用を技術で支える中核的実施機関と位置付けられ、同分野の基礎研究から開発・利用に至るまで一貫して行っている。2015年4月には国立研究開発法人となった。参考:JAXA
株式会社ニデック
1971年の創業以来、「見えないものを見えるようにしたい」、「見えたものを認識できるようにしたい」、「眼に関する優れた機器を作りたい」という想いのもと、医療、眼鏡機器、コーティングの3つの分野に事業を展開。近年は、疾病の予防や早期発見を目的とした診断機器、体に負担の少ない低侵襲な手術装置の開発、さらには再生医療などの商品を手掛けている。参考:ニデック

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