アストラゼネカ、EUに追加で800万回分の新型コロナウイルスワクチンの提供を提案 EU側は反発

ニュースのポイント

  1. アストラゼネカはEUに、追加で800万回分の新型コロナウイルスワクチンの提供を提案したことがわかった
  2. ワクチン供給不足のEU側の不満を和らげることが狙い
  3. EU側は800万回分を追加しても当初予定を下回ると反発している

アストラゼネカ、ワクチン供給量を3900万回分に引き上げを提案もEUは反発

引用元:日本経済新聞

英・製薬大手のアストラゼネカが、EUに対して追加で800万回分の新型コロナウイルスワクチンの提供を打診していたことがわかった。1月29日、ロイターが伝えた。

アストラゼネカは22日、EUに対して1~3月のワクチン供給量が予定を6割下回り、3100万回分になると通告。ベルギーの工場で製造に問題が生じたためだとしている。EUはこれに反発し、29日には域内に必要な量を確保するための輸出制限措置の導入に踏み切った。

これを受けて、アストラゼネカはEU側に第一四半期の新型コロナウイルスワクチン供給量を3900万回分に引き上げることを提案。しかし、EU側は追加しても契約より大幅に下回ると反発している。EU関係筋によると、アストラゼネカとEUが昨年8月に交わした契約では、少なくとも8000万回分を供給することになっていたという。

 

契約について「法的拘束力がある」と主張するEU

引用元:日本経済新聞

アストラゼネカのソリオ最高経営責任者(CEO)は27日にEU当局者と協議。しかし、契約に対する立場の違いは大きくEUはアストラゼネカとの契約について「法的拘束力がある」としている一方、アストラゼネカは「EU向けの供給は努力条項に基づくもので、納入時期については法的拘束力はない」との立場を崩していない。

アストラゼネカとは、日本も1億2000万回分のワクチン提供を受ける契約を結んでいる。

アストラゼネカ
1999年4月創業の大手製薬メーカー。本社はイギリス・ケンブリッジ。事業拠点は100か国以上で、売上高は236億ドル(2019年度決算)。ケンブリッジ、ゲイザースバーグ(米国・メリーランド州)、ヨーテボリ(スウェーデン)にそれぞれ研究開発拠点を持つ。参考:AstraZeneca
欧州連合(EU)
欧州連合(EU)は、独特な経済的および政治的協力関係を持つ民主主義国家の集まり。加盟国はみな主権国家であるが、その主権の一部を他の機構に譲るという、世界で他に類を見ない仕組みに基づく共同体を作っている。現在27カ国が加盟している。本部はベルギー・ブリュッセル。参考:駐日欧州連合代表部

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