香港発の「Klook(客路)」、ソフトバンクVFなどから2億米ドルの資金調達を完了

引用元:BRIDGE

ニュースのポイント

  1. 旅行・レジャー予約プラットフォーム「Klook(客路)」がシリーズ E ラウンドで2億米ドル(約208億円)を調達した
  2. 資金は、事業者向けSaaSソリューションの開発と展開に使われ、事業者はプラットフォーム上でビジネスを構築、管理、拡張できるようになる
  3. イーサン・リンCEOは「当社は守りから攻めに転じてリーディングポジションをさらに強化していきます」とコメントした

シリーズEラウンドで2億米ドル(約208億円)を調達

Klook 共同設立者 Eric Gnock Fah 氏、Ethan Lin 氏、Bernie Xiaokang Xiong 氏 引用元:BRIDGE

香港に拠点を置く旅行・レジャー予約プラットフォーム「Klook(客路)」は26日、アジア太平洋地域に特化した投資ファンドであるアスペックス・マネジメント(Aspex Management)が主導したシリーズEラウンドで2億米ドルを調達したと発表した。また、今回のラウンドには既存の投資家であるセコイア・キャピタル中国、ソフトバンク・ビジョン・ファンド1号、マトリックス・パートナーズ中国、ボユキャピタルも参加した。

調達した資金は、同社の事業者向けSaaSソリューションの開発と展開に使われ、事業者はプラットフォーム上でビジネスを構築、管理、拡張できるようになる。旅行業界がパンデミックにより大きな打撃を受けた中、同社は体験予約分野のデジタル化と宿泊やレンタカーなどの新事業の立ち上げに注力している。パンデミックの絶頂期には、新たに掲載したアクティビティは2019年の同時期と比較して150%増に上った。

同社のイーサン・リン(Ethan Lin)CEOは「今回調達した資金により、国内観光が日常化し海外旅行が徐々に戻ってくる中で、当社は守りから攻めに転じてリーディングポジションをさらに強化していきます。」とコメント。また、アスペックス・マネジメントの創業者兼CIOであるHermes Li氏は「デジタル予約への移行はコロナ後に加速すると考えています。また、地域全体の体験とサービスをワンストップで提供するサービスとして、KLOOKはこのトレンドを活用する絶好のポジションにあると考えています。」とコメントしている。

同社は2020年後半、以下のようなツールを次々と試験導入している。

接触追跡システム:このシステムは無料で使用でき、フィリピンの事業者のレジャー施設に展開され、必要に応じて迅速な接触者の識別とフォローアップを可能に。

アトラクション・プラス:テーマパークや大規模レジャー施設向けに作られたこのモジュールでは、パーク内の地図やグルメ、おすすめの周り方など、必要なすべてのコンテンツに1つのアプリでシームレスにアクセスすることができる。

KLOOK Live!:双方向ライブストリームモバイル機能では、ユーザーはエンターテインメント性の高いインタラクティブなインスタント動画コンテンツを通じて、事業者の商品を間近で体験することができる。初期の結果では、コンバージョン率が平均4倍上昇している。

また、香港政府観光局、日本政府観光局、韓国観光公社、シンガポール政府観光局、タイ国政府観光庁などの観光局との連携を強化し、提供するサービスの多様化と国内需要の拡大に貢献している。シンガポールでは、政府観光局からSingapoRediscovers Voucher(SRV)の公認予約パートナーに任命され、国内需要の拡大と業界の活性化に貢献している。

Klook(客路)
旅行に関するアクティビティ・現地ツアーのオンライン予約を扱う、ウェブサイトおよびアプリ。香港に本社を置くKlook Travel Technology Limitedが運営し、アジアの都市を中心に世界各地域でサービスを提供している。モルガン・スタンレーでアナリストを務めていたモーリシャス華僑のエリック・ノック・ファー(Eric Gnock Fah)と、シティグループでホテルや不動産業界への投資業務を行っていた台湾出身のイーサン・リン(Ethan Lin)は、2013年に共にネパールを旅行中、現地ツアー申し込みの際に経験した不便から、旅先のアクティビティをオンラインで予約でき、事前決済を可能とするビジネスモデルでの起業を決意、ソフトウェアエンジニアのバーニー・シオン(Bernie Xiong)と共に、2014年9月に会社を設立した。参考:Wikipedia
SaaS
「Software as a Service(サービスとしてのソフトウェア)」の略。クラウドで提供されるソフトウェアのことを指します。ユーザー側にソフトウェアをインストールするのではなく、ベンダー(プロバイダ)側でソフトウェアを稼働させ、ユーザーはネットワーク経由でソフトウェアの機能性を活用します。これまでパッケージ製品として売られていたものがインターネット経由で利用できるようになったものと考えて良いでしょう。参考:データの時間

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