TOPIX、3年ぶり高値 米長期金利やドル・円相場などが上昇

ニュースのポイント

  1. 2月5日の東京株式相場は大幅に反発し、TOPIX(東証株価指数)は3年ぶりに高値を付けた
  2. 米経済指標の改善やワクチン接種の進展などから米長期金利やドル・円相場、原油相場が上昇した
  3. 個別の決算も予想の上振りするもが多く、巣ごもり需要に対応できているという

自動車関連や銀行など金融といった景気に敏感な割安株を中心に上昇

3年ぶりの高値を記録したTOPIX 引用元:bloomberg.co.jp

5日の東京株式相場は大幅に反発し、TOPIX(東証株価指数)は約3年ぶり高値を付けた。米経済指標の改善やワクチン接種の進展などから米長期金利やドル・円相場、原油先物などが上昇。海運業と化学工業を除く、自動車関連や銀行などの金融といった景気に敏感な割安株を中心に上昇し、1月14日につけた昨年来高値を更新した。新型コロナ禍からの景気回復に期待が高まっており、投資家はリスクを取りやすい相場となった。

「個別企業の決算も製造業を中心に予想を上振れるものが多く、巣ごもり消費の需要に対応できているものが評価された」。岡三アセットマネジメントの前野達志シニアストラテジストは、今回のTOPIXの高値相場をこう分析する。株価は好調な企業収益をすでに織り込んでいるという見方もあるものの、「経済が正常化されるとともに、コロナ禍で抑圧された人々の心理が一段と解放されることによって、来週は株式市場もさらに上値を狙いに行く可能性がある」とみている。

一方、松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは、国内ではワクチン接種は始まっていないが米国で接種が進んでいるため、株式相場は新型コロナウイルスの収束を織り込み始めていると冷静な見方。とはいえ、短期的な上値余地はあり、投資家がバリュエーションの低い割安株を物色する相場は続きそうだという。

なお、現在は高値水準とはいえ、2018年1月の高値1911ポイントを抜けていない。長期トレンドを見る月足チャートに目を向けると、過去5年間の平均株価を示す60ヶ月移動平均線が、日経平均はアベノミクス以来右肩上がりの一方、TOPIXは昨年3月の急落時は下を向いた経緯もあり、予断を許さない。

TOPIX
TOPIX(東証株価指数)は、東京証券取引所第一部上場全銘柄を対象として、算出・公表している株価指数。日経平均株価と並ぶ、日本の代表的な株価指数とされる。1968年1月4日を基準日とし、当時の時価総額を100として指数を算出する。参考:SMBC

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