米マイクロンの売上見通しが、市場予想上回る

ニュースのポイント

  1. 米半導体大手マイクロン・テクノロジーが発表した第2・四半期(12-2月)の売上見通しは、58億ドルで、リフィニティブのIBESデータに基づく市場予想を上回った
  2. 売上見通しが立ったのは、9-11月(第1四半期)の売上高が、過去最大を記録したのが背景にある
  3. 好調な決算を受け、引け後の時間外取引でマイクロンの株価は1.4%上昇した

9-11月売上と12-2月売上見通しが市場予想を超える

米アイダホ州に拠点を置くマイクロン・テクノロジー 引用元:nikkan-gendai.com

米半導体大手マイクロン・テクノロジーが7日示した第2・四半期(12―2月)の売上高見通しは58億ドル(プラスマイナス2億ドル)で、リフィニティブのIBESデータに基づく市場予想(55億ドル)を上回った。パソコン向け、ゲーム機向けのDRAMが売上好調が継続しているとみられる。

同時に発表した第1・四半期(9-11月)決算でも、売上高と1株利益が市場予想を上回り、株価が20年ぶりの高値に上昇した。 新型コロナウイルス流行に伴い世界的にリモート勤務が進んでいることで、パソコン向けとデータセンターサーバー向けの半導体の需要が堅調なほか、第5世代移動通信システム(5G)対応スマートフォンの普及も同社の半導体需要を押し上げたという。

決算を好感し、相場、取引所での立会いが終わった引け後の時間外取引でマイクロンの株価は1.4%上昇。 マイクロンはここ1年、半導体の供給過剰による価格低迷に悩まされてきたが、サンジャイ・メロトラ最高経営責任者(CEO)は、世界経済が新型コロナウイルス危機から回復するにつれて2021年には需給がギャップが解消され、供給過剰の傾向を薄まるとの見方を示した。

9-11月売上高は約12%増の57億7000万ドルで、市場予想の57億3000万ドルを上回った。 特別項目を除いた1株利益は0.78ドル。市場予想の0.71ドルを上回った。 マイクロンは昨年9月、米政府が同社の主要顧客でもある中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)への半導体輸出を禁止したことを受け、9-11月売上高への低減に気を揉んでいた。

だが、12月初めに9-11月売上高見通しを上方修正。7日の決算発表では、「マイクロンのモバイル事業の顧客をファーウェイから他社に予想以上にうまく移行できたことが(9-11月)の売り上げ増加に寄与した」と説明している。

マイクロン・テクノロジー
マイクロン・テクノロジーは、米国アイダホ州に拠点を置く半導体システム会社。世界で3社しかない、PCに使われる半導体チップ、DRAMを製造するメーカーの1社だ。計算・ネットワーキングビジネスユニット(CNBU)事業や、モバイルビジネスユニット(MBU)など、4つの事業区分で構成される。参考:ロイター
リフィニティブ
リフィニティブは、金融・経済データやリスク管理サービスなどを手がける情報会社。2018年10月にトムソン・ロイターの金融・リスク部門が分離して発足し、株式55%を米投資会社ブラックストーン・グループの率いるファンドが取得した。世界約190カ国の4万を超す機関に情報サービスを提供している。参考:日本経済新聞

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