テスラの2020年の納車目標、目標の50万台に届かず

ニュースのポイント

  1. テスラの2020年の納車台数が、前年比36%増の49万9550台だった
  2. 直近2020年10~12月期で過去最高の納車台数を記録したものの、年間では49万9550台と目標の50万台に届かなかった
  3. ミッドサイズSUVのモデル Yの発売や、中国での新工場の稼働が、販売台数を牽引した

直近の第4四半期の納車台数が過去最高を記録

引用元:business.nikkei.com

米電気自動車メーカーのテスラの2020年の納車台数は、前年比36%増の49万9550台だった。2020年10-12月(第4四半期)に四半期で最高となる18万570台を納車したものの、年間では49万9550台と目標の50万台にわずかに届かなかった。目標未達はこれで5年連続となった。

従来の四半期ベースの最高は、昨年7-9月(第3四半期)に記録した13万9300台だったが、同社は電気自動車に対する世界的な需要増に対応するため、手ごろな価格のモデルの生産を拡大してきた結果が実を結んだ。具体的には、ミッドサイズSUVであるモデルYの発売や、中国上海での新工場の稼働が、生産ならびに販売台数を牽引した。

一方、テスラは2日の発表資料で、今回公表した納車台数の数字はやや控えめなものと受け止められるべきで、最終的な数字は0.5%以上変化する可能性があると説明している。

目標は手が届くはずだった

納車台数の推移 引用元:blog.evsmart.net

数年前のテスラにとって、年間50万台以上の車両の生産と販売は、手の届かない目標のように見えたが、同社は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が発生する前の20年1月時点で、年間販売が50万台を容易に超えるとの見通しを示していた。10月には、コロナ禍による春の一時的な工場の操業休止にもかかわらず、目標達成を依然として見込んでいると強調。米メディアが内容を確認したイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の12月の従業員宛てメールによると、同CEOは目標が手に届くところにあると示唆していたという。

年間50万台を達成するには、10-12月期の納車を前期比30%増の18万1000台に伸ばす必要があったが、より手頃な価格の新型モデルへの需要増加と、フラッグシップモデルであるモデルSセダンとモデルX SUVへの関心低下が尾を引き、届かなかった。

テスラは2日、上海で「モデルY」の生産を開始したことも発表。近い将来納車を始める見込みだとしている。このほか、2021年はベルリン工場の稼働開始を予定している。

テスラ
テスラは、米国を拠点に電気自動車(EV)を開発、販売する自動車メーカー。宇宙開発事情や地下輸送システム事業などを手がけ、モビリティー産業の革命児として知られるイーロン・マスク氏が経営している。2008年にテスラ・ロードスターを発売し、現在、セダンだけでなく、SUV(多目的スポーツ車)のEVを発売している。参考:日経ビジネス
モデルY
テスラ モデルYは、大人7人が乗車し、7人分の荷物を積める広さやトップクラスの航続距離、優れたパフォーマンス、先進技術を搭載するミッドサイズSUV。高効率パワートレインとレスポンスの極めて高いモーターにより、路面状況に合わせて優れたハンドリングを発揮し、0~96マイル(約96キロ)の加速はわずか3.5秒。最高時速は、145マイル(約233キロ)に達する。参考:MOTA
中国での新工場の稼働
中国での新工場は、2019年10月に上海市で稼働を始めた。年産能力は15万台に及び、主力小型車「モデル3」を中心に生産、中国市場に供給している。中国当局の認可を受け、量産開始を狙っている。参考:日本経済新聞

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