南アフリカ中銀、政策金利の据え置きを決定 国内総生産(GDP)は7.1%マイナスの予測

ニュースのポイント

  1. 南アフリカ準備銀行は1月21日、政策金利の据え置きを決定した
  2. 政策金利の据え置きは、3会合連続
  3. 2020年の南アフリカの国内総生産(GDP)は、マイナス7.1%との予測も公表した

政策金利のレポ金利を3.5%に据え置くことを決定

引用元:日本経済新聞

南アフリカの中央銀行にあたる、南アフリカ準備銀行は1月21日に政策金利決定会合を開いた。この会合で、政策金利のレポ金利を3.5%に据え置くことが決定された。政策金利の据え置きは、3会合連続。

会合後に会見したクガニャゴ総裁によると、会合に出席した5人の政策委員のうち3人が政策金利の据え置きを支持したという。残りの2人は、0.25ポイントの引き下げを主張している。この構図は、昨年9月と11月に行われた会合と変わっていない。

2020年の国内総生産(GDP)はマイナス7.1%の予測

引用元:South African Reserve Bank

南アフリカ準備銀行は、昨年の南アフリカの国内総生産(GDP)は、7.1%のマイナスとの予測を公表した。マイナス幅は、ここ90年で最大となりそうだ。

クガニャゴ総裁は、「新型コロナウイルスの経済的影響に対する家計や企業の耐性が強まっている。経済・金融情勢は当面の間、不安定な状態が続くだろう」と述べた。なお、2021年の成長率見通しは3.6%、2022年は2.4%、2023年は2.5%のプラス成長を予測した。

また、インフレ率は今年第2四半期に中銀の目標レンジ中央値の4.5%に達する見込みで、22年の見通しは平均で4.5%、23年は4.6%とした。

南アフリカ準備銀行
南アフリカ共和国の中央銀行。第一次世界大戦(1914~1918年)に起因する不安定な財政、金融状況を監督するために、1921年に設立された。アフリカ大陸で最も古い中央銀行として知られている。参考:South African Reserve Bank
政策金利
景気や物価の安定など金融政策上の目的を達成するために、中央銀行が設定する短期金利(誘導目標金利)のこと。金融機関の預金金利や貸出金利などに影響を及ぼす。一般的に好景気によるインフレ(物価上昇)傾向になると政策金利を引き上げて経済の過熱を抑え、反対に不景気によるデフレ(物価下落)傾向になると政策金利を引き下げて経済を刺激する。政策金利の動向は、投資信託の基準価額にも大きな影響を与える。参考:三菱UFJ銀行
国内総生産(GDP)
一定期間内に国内で新たに生み出されたモノやサービスの付加価値のこと。国の経済力の目安としてよく用いられ、日本の名目GDP(2018年)は554兆円(4.96兆ドル、1ドル=110.4円で計算)と、米国(20.58兆ドル)、中国(13.89兆ドル)に次ぐ世界第3位の経済規模。前年同期や前期と比べてどのくらい増減したのかを見ることで、国内の景気変動や経済成長を推定することができ、それを「%」で示したものを経済成長率という。参考:SMBC日興証券
レポ金利
現金担保付きの債券貸借取引であるレポ取引において、担保金金利と債券賃借料との差額の金利のこと。参考:auカブコム証券

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