S&P500、昨年の8月以降最長の5日続伸 景気対策期待で

ニュースのポイント

  1. S&P、ナスダックは週間で3か月振りの伸び率となった
  2. バイデン大統領は「1兆9000億ドル(約200兆円)規模の追加経済対策の実現が必要」と訴えた
  3. 出遅れセクターにも資金流入が見られ、小型株指数のラッセル2000は週間で7.7%高と、昨年6月上旬以来の伸び率となった

S&P、ナスダックは週間で3か月振りの伸び率に

バイデン大統領 引用元:JIJI.com

5日の米国株式市場、ダウ工業株30種は92ドル高で取引を終えた。決算や追加経済対策、新型コロナウイルスワクチン普及への期待が買いを支える中、S&P500とナスダック総合指数は週間で昨年11月上旬以来となる3か月振りの大幅な伸びとなった。前日に続き、最高値を更新。また、S&Pは5日続伸で昨年8月以降、最長となった。

1月雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが予想を下回る中、バイデン大統領は「米経済は、なお苦境にある」とし、「1兆9000億ドル(約200兆円)規模の追加経済対策の実現が必要」と訴えた。民主党のペロシ下院議長は、2週間以内に法案を上院に送付できるよう期待していると表明。大規模な経済対策期待により、これまで出遅れていたセクターなどにも資金が流入している。

小型株指数のラッセル2000は週間で7.7%高と、昨年6月上旬以来の伸び率となった。株式投資家の不安心理を表す、ボラティリティー・インデックス(VIX指数)は週間で昨年11月上旬以来の大幅な下げとなった。また、ハイテク株は一時最高値を付けたものの、その後は下げに転じた。

その他、米食品医薬品局(FDA)にコロナワクチンの緊急使用許可を申請した、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は1.5%高。注目のゲームストップは19.2%急騰。ネット証券のロビンフッドが個人投資家の熱狂的な買いを受けて導入した取引制限を解除したことが材料になった。

VIX指数
Volatility Indexの略で、シカゴオプション取引所がS&P500種指数のオプション取引の値動きをもとに算出・公表している指数です。一般的に、数値が高いほど、投資家が先行きに対して不安を感じているとされます。、別名「恐怖指数」とも呼ばれています。ちなみに東京証券取引所には、このVIX指数の先物を取引するETFも上場しています。参考:SMBC日興証券
ラッセル2000
ニューヨーク証券取引所やNASDAQなどに上場している銘柄のうち、時価総額が上位1001位から3000位までの銘柄の浮動株調整後の時価総額加重平均型の株価指数です。米国の小型株ファンドのほとんどがベンチマークとして採用しています。1986年12月31日を基準値(135.00)として算出されており、小型株指数としての継続性を重視して年1回銘柄入れ替えを実施しています。米国の機関投資家が扱う銘柄数が約3000銘柄といわれており、これを根拠に時価総額の上位3000銘柄をピックアップして指数化したラッセル3000という指数をベースに作成されました。このほか、時価総額の上位1000銘柄を指数化したラッセル1000という指数もあります。参考:大和証券

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