アフリカ、コロナワクチン提供に障壁 南アでは変異種により再拡大

ニュースのポイント

  1. 南アフリカでは変異種が確認され、感染者が100万人を超えた
  2. アフリカ大陸に新型コロナウイルスの感染阻止に充分なワクチンを提供するには90億ドル前後の資金が必要とみられる
  3. フリカにワクチンが到着して全土で接種が本格化するのは来年4月以降になる見通し

アフリカ、経済的要因でコロナワクチンを提供できない恐れ

ケニアの首都ナイロビで手押し車に消毒剤をかける保健省当局者 
引用元:日経新聞

欧米諸国でコロナワクチン接種が進む中、途上国や貧困国が多いアフリカは経済的要因でワクチンを提供できない可能性が高まってきている。また、大陸で最も感染が深刻な南アフリカでは変異種が確認された。同国では感染者が100万人を超え、死者は約2万6000人となっている。1日当たりの新規感染者は平均で1万1700人となっており、感染の再拡大が起きている状況だ。

アフリカ輸出入銀行のエコノミストは英ロイター社の取材に対し、「アフリカ大陸に新型コロナウイルスの感染阻止に充分なワクチンを提供するには90億ドル前後の資金が必要。最大の問題は獲得競争の中でワクチンを確保することだ」と述べている。また、「アフリカ輸出入銀と他の開発金融機関はアフリカ疾病予防管理センター(アフリカCDC)と協力し、ワクチン獲得に努めている」と説明した上で、「アフリカ諸国は、大量のワクチン供給を確保している豊かな国々と競争できない」と述べた。アフリカ輸出入銀行は、2021年からアフリカ人13億人のうち60%以上にワクチンを接種する目標を達成するには、ワクチン購入に58億ドル、配布に33億ドルが必要と推計している。

米メディアによると今月中旬、AU(アフリカ連合)傘下のアフリカ疾病対策センター当局者の話として、アフリカにワクチンが到着して全土で接種が本格化するのは来年4月以降になるとの見通しを伝えた。アフリカでは、ワクチンの共同購入で途上国などへの供給を目指すWHO主導の枠組み「COVAX」(コバックス)に多数の国が参加している。しかし、COVAXを通じて手に入るワクチンは必要な量の2割程度にとどまる模様だ。さらに、当局者は「COVAXは輸送面の面倒はみない」とも述べている。

コロナウイルス変異種
新型コロナの変異種は今イギリスで急速に感染拡大しており、イギリス政府は警戒レベルに「ティア4」(自宅待機)を新設するほど警戒しています。
そんな新型コロナの変異種は他の変異種より感染力が強いとされていますが、現状ではまだ発見されたばかりで予測不可能な部分が大きいので断言できる部分はありませんが、急速に感染拡大していることからわかることは今までのコロナと同様、もしくはそれ以上に危険な存在であることでしょう。参考:CLINIC FOR
COVAX(コバックス)
有望なワクチンに対して、全世界が公平にアクセスできるよう保証することを目指す計画があります。「COVAX」です。これは、WHOが、GAVIワクチンアライアンス、CEPI(感染症流行対策イノベーション連合)などと連携して取り組んでいる計画で、これまでに156カ国が署名。これらの国々は世界人口のほぼ3分の2にあたります。参考:WORLD ECONOMIC FORUM

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