「半減期相場」から見るビットコイン、今後の展望

ニュースのポイント

  1. 過去2回の「半減期」では相場は10倍程上昇している
  2. 「平均騰落率だけで考えると、4月中旬に10万ドル(1000万円)、5月には38万ドル(4000万円)まで上昇が続くかもしれない」と分析
  3. オプション市場でも3対1の割合でコール(ロング)優勢になっている

過去の「半減期」後の値動き

引用元:COIN POST

仮想通貨アナリストEcoinometrics氏が、ビットコインにおける過去2回の半減期後の相場と比較し、今後の展望を明らかにした。

ビットコインの総供給量は、考案者のサトシ・ナカモトによって2100万枚と定められている。同時に4年に1度、ブロックチェーンのマイニングによる新規発行量が減少する「半減期」も決められ、これまでビットコインでは2012年、2016年と2020年と3度起きた。

まず第1回目の2012年11月、半減期後10倍以上に高騰し、調整を挟んで100ドル付近を推移。調整後に再び10倍の高騰で1,000ドルに到達し、その後徐々に価格は低下した。第2回目の2016年7月、1回目とは異なり、急激な上昇ではなく、上昇と下落を繰り返しながら段階的に10倍まで価格が高騰している。第3回目(現在)は、2020年5月の半減期から約8ヶ月が経過しているが、同氏は現在の相場を「強いて言えば第1回の半減期後の相場に近い動き」と分析している。

もちろん、当時とは市場規模や相場環境が大きく異なるため単純比較はできないが、同氏は極論として、「過去相場の平均騰落率だけを踏襲した場合、4月中旬までに10万ドル(1000万円)、5月までには38万ドル(4000万円)まで価格上昇が続くかもしれない」との試算を投稿している。

オプション市場でもロング優勢に

ビットコインの出来高 引用元:Twitter

2017年末から取引が行われているCMEのビットコイン先物市場についても「3対1の割合でコール(ロング)優勢になっている」と説明。相場の高騰で資金はほとんど現物市場に流入している可能性があると分析。ビットコインの価格上昇に伴い、未決済建玉も過去最高水準に到達していると述べた。仮想通貨分析企業のSkew(スキュー)社が発表した21年1月のビットコイン先物の日間出来高は27億ドル(約2800億円)にも上っていることにも触れ、同時に大口投資家らのショートポジションが減少していると指摘した。

また、著名アナリストのWilly Woo氏も、昨年3月に発生したいわゆる「コロナショック」のようなブラックスワンが起きない限り、ビットコイン価格が再び2万ドル(約200万円)に戻ることはないと分析している。

半減期
仮想通貨の半減期とは、マイニング時に報酬として貰える仮想通貨の量が半分になってしまう時期のことです。
参考:BITPOINT
平均騰落率
騰落率とは、ある期間の始めと終わりとで価格がどれだけ変化したかを表すものです。例えば、価格が100円の運用商品が105円になれば5%の上昇、90円になれば10%の下落となります。株式や債券の場合は、1日の騰落率を評価するのが一般的です。参考:SMBC日興証券
CME
正式名称はChicago Mercantile Exchangeで、シカゴ・マーカンタイル取引所のことです。米国シカゴにある商品先物取引所・金融先物取引所で、農産物・通貨・金利・株価指数など、広い範囲の先物取引・先物オプション取引が行われています。日経平均株価の先物・オプション取引も取り扱っています。また、24時間取引が行える電子取引システム「GLOBEX(グローベックス)」も提供しています。参考:SMBC日興証券

関連記事

ページ上部へ戻る