イーサリアム価格がさらなる上昇を見据える、オプション建玉も3か月で150%増加

ニュースのポイント

  1. イーサリアムがCMEにおける先物上場などを背景に強い動きを見せている
  2. オプションの建玉は150%増加、1000億円に迫る勢いである
  3. オプショントレーダーはイーサリアムの今後の値上がりに自信を持っているようだ

イーサリアムが強い動きを見せる、オプション建玉も3か月で150%増加

イーサリアムオプション建玉量 引用元:コインテレグラフジャパン

暗号資産イーサリアム(ETH)が強い動きをみせている。12月31日には750ドルにタッチした。今年11月以来で88%上昇したかたちだ。背景には2021年2月8日に予定されているCMEにおけるイーサリアム先物の上場や、DEFI(ディーファイ)と呼ばれる分散型金融プロトコル等における使用が急増していることなどがある。

また、もう一つの強気要因として採掘者による保有量が2年ぶりの低水準にあることだ。売り圧力が少ないことを示す材料である。さらにデリバティブ商品の取引量も増えている。ここ三か月でイーサリアムオプションの建玉は150%増加、1000億円に迫る勢いだ。プット(売り)とコール(買い)の比率も下落しており、これはコールオプションがボリュームを支配していることを示す強気サインだ。

コールオプションにおける「デルタ」を見ると、1月25日に880ドルとなる確率が34%となっている。2021年3月満了の880ドルコールオプションもデルタが49%となっており強気を示している。オプショントレーダーの間では、2021年3月の満了日まで86日のうちに価格が880ドルを突破する可能性が高いという見方がされているということだ。オプショントレーダーはイーサリアムの今後の値上がりに自信を持っているようだ。

CME
正式名称はChicago Mercantile Exchangeで、シカゴ・マーカンタイル取引所のことです。米国シカゴにある商品先物取引所・金融先物取引所で、農産物・通貨・金利・株価指数など、広い範囲の先物取引・先物オプション取引が行われています。日経平均株価の先物・オプション取引も取り扱っています。また、24時間取引が行える電子取引システム「GLOBEX(グローベックス)」も提供しています。参考:SMBC日興証券
DEFI(ディーファイ)
DeFiはDecentralized Finance(分散型金融)の略語でディ・ファイと発音します。DeFiは、金融サービスをブロックチェーンを使って自律分散化したものです。Ethereumのような分散型ネットワークで実行されるスマートコントラクトのプログラムを使うことによって、自律分散型組織DAOのように、中央に人や企業など管理する者が存在しなくても、ルールベースで自律分差的に自動化された金融サービスが動くものを指しています。参考:Blockchain Biz
デリバティブ商品
株式、債券、金利、通貨、金、原油などの原資産の価格を基準に価値が決まる金融商品の総称です。原始的な商品から派生した商品として、金融派生商品と呼ばれ、英語の“派生する(derived)”を語源としてデリバティブとも呼ばれます。取引形態としては、先物取引、オプション取引、スワップ取引、フォワード取引などがあります。参考:SMBC日興証券

デルタ
デルタとはオプションのリスク指標のひとつで、満期日に、現在値が権利行使価格を上回る(コール)あるいは下回る(プット)確率を表します。
原資産の価格変化に対するオプション価格の変化額を表し、次のように表記することができます。デルタ=オプション価格の変化額/原資産価格の変化額
例)原資産価格が100上昇した場合、オプション価格が50上昇。デルタは50%と表します。デルタは0% から絶対値100% の間の値となります。参考:SAXO BANK

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