「まだまだビットコインバブルとは言えない」ブロックチェーン分析企業Glassnodeが指摘

ニュースのポイント

  1. ブロックチェーン分析企業Glassnodeが、高値で推移するビットコイン価格について、「まだまだ上昇の余地がある」と指摘
  2. ビットコインの価格と損失を抱えるトレーダー比率で未実現損益を算出するNUPLによれば、まだまだビットコインバブルの様相に至っていないという
  3. 上昇幅が狭まる可能性があるものの、Glassnodeは、今後のターゲティング価格は、13.3万ドルから59万ドルと予想

Glassnodeがビットコインの上昇余地を指摘

ブロックチェーン分析企業Glassnodeの最高技術責任者は1日、ツイッター上で最高値付近で推移するビットコイン相場の上値余地を指摘した。分析では、ビットコイン価格の推移と損失を抱えるトレーダー比率を比較する未実現損益に関する指標(Net Unrealized Profit/Loss:NUPL)を利用。BTCネットワークの利益率から相場の過熱感を判断する指標を使うと、現在のビットコイン価格には、さらに上昇する余地が残されているとした。

NUPLが示す指標は「信念/否定の緑」 バブルには至っていないか

引用元:studio.glassnode.com

Glassnodeによると、NUPLのグラフで、左軸の数字を基準にした色のついた線がゼロから上の場合は、BTCネットワーク全体が利益が出ている状態を意味するという。一方、逆に下の場合は損失が出ている状態を指す。ゼロから上に離れていればいるほど、市場の強気トレンドかつバブル相場である可能性を示している。

NUPLのグラフをより詳細に分類すると、下から順に、「降参の赤色」、「希望/恐怖のオレンジ」、「楽観/不安の黄色」、「信念/否定の緑」、「過熱感の青」に区分される。「降参=赤色」の深さが相場の底値を示し、「信念/否定=緑」に達したあとに0.75超付近で、相場の天井、すなわちバブル相場が意識される。

NUPLは過去の相場において顕著な市場推移を示しており、コロナショックが起きた3月中旬以降「降参(赤)」に陥っていたほか、17年バブル時も0.75を超え、青色のチャートが現れていた。

Glassnodeの最高技術責任者が指摘した時のNUPLは、0.62で推移し、「信念/否定の緑」に乗った状況だった。このことから、社の意見としても、過去の統計データから、0.8超までは上昇余地があるとみており、現在は未だビットコインバブルの様相には至っていないという。

ツイッター上に掲載されているグラフによると、0.8まで上昇したタイミングは過去に4回、チャートで黄色い四角で囲まれている期間に相当する。この期間は、いわゆるバブル相場を示している。

Glassnodeは、過去の統計データを踏まえると、今後のターゲティング価格は「13.3万ドル(約1390万円)から59万ドル(約6150万円)」とした。しかし、時価総額の規模も過去と大きく異なる点などから、相場上昇に必要な資金量が一層必要であり、上昇幅は狭まる可能性があるとみている。

 

Glassnode
Glassnodeは、ウェブアプリとAPIを介して機関投資家と暗号資産投資家にブロックチェーン上で記録される市場知識と交換データを提供し、GlassnodeInsightsを介して市場分析と解説を提供するブロックチェーン分析企業。ドイツのツークに拠点を置き、トランザクションデータやウォレットの保有、暗号資産マイナーのデータ、デリバティブ取引のボリュームなど、数百に上る指標を扱っている。参考:coindesk
NUPL
NUPLは、未実現利益と未実現損失の違いを調べ、ネットワーク全体が現在利益、もしくは損失の状態にあるかどうかを判断するデータ指標の一種。未使用トランザクションアウトプット(UTXO)が作成された時の価格と資産の現在価格との差を調べることで、UTXO内の特定のコインが未実現利益、または損失の状態であるかどうかを判断する。参考:Glassnode Avademy

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