大手ヘッジファンド「スカイブリッジ・キャピタル」ビットコインファンド立ち上げに向けSECに申請

ニュースのポイント

  1. 92億ドル(約9700億円)の資産を運用する大手ヘッジファンド「スカイブリッジ・キャピタル」が、ビットコインの関連ファンド立ち上げを証券取引委員会(SEC)に申請していることが、同委員会への提出書類で判明した
  2. 投資対象の規模は公表していないが、個人投資家からの最低投資額は5万ドル
  3. SECに提出された目論見書によると、スカイブリッジは、デジタル通貨に投資する機会を提供するファンドに投資し、暗号資産市場に間接的な投資を行う公算だ

米スカイブリッジ、ビットコインファンド立ち上げでSECに申請

引用元:coindeskjapan.com

92億ドル(約9,700億円)の資産を運用する米大手投資企業スカイブリッジ・キャピタルが、暗号資産(仮想通貨)ビットコインの関連ファンドの立ち上げを申請していることが、証券取引委員会(SEC)に提出された書類でわかった。暗号資産ファンドの登場そのものは珍しくないが、大手ヘッジファンドが暗号資産分野に参入することで市場の盛り上がりが期待できそうだ。

スカイブリッジ・キャピタルの創設者Anthony Scaramucci氏は著名投資家でありながら、2017年7月にトランプ政権でホワイトハウス報道官に就任した人物。報道官は、過激な発言などが原因でわずか10日で辞職し、話題を集めた。運営するスカイブリッジ・キャピタルは、他社のファンドに投資を行っていることから、「ヘッジファンドのファンド」とも呼ばれる、業界でも著名な存在だ。スカイブリッジ・キャピタルは今後、暗号資産やそのエコシステムを支える企業に資金を投じるファンドへの投資が可能になる。

SECの21日付けの書類によると、同ビットコイン関連ファンド「SkyBridge Bitcoin Fund L.P.」は、最低投資額は5万ドル(約500万円)に設定。ファンドは、ヘッジファンドに分類されるという。

スカイブリッジがデジタル通貨への投資を検討していることが明らかになったのは、ことし11月。アルトコインやICOといった高リスクなものを含めて、あらゆる形態の「デジタル資産」への投資を検討していることを明かしていた。今回のSECへの書類提出で、まずはビットコインに関連したファンドの立ち上げからスタートした格好だ。

ビットコインの運用手段については、書類では明確に記述されていない。だが、11月にSECに提出された目論見書を参考にすると、デジタル通貨に投資する機会を提供するファンドに投資し、仮想通貨へのエクスポージャー(暴露)を得ることが言及されており、今回も仮想通貨市場へ(ファンド等を通じて)間接的に投資を行う可能性が高いという。歴史的に詐欺のターゲットとみなされてきたICOに投資する可能性もあるとのこと。

なお、創業者のScaramucci氏が初めてデジタル通貨の投資への関心を公の場で示したのは、遠い昔の話ではない。今年5月のTheBlockのポッドキャスト「The Scoop」で言及しており、当時はポッドキャストのなかで、ヘッジ・ファンド界のベテラン投資家Paul Tudor Jones氏のビットコイン投資について触れ、「運用するファンドにデジタル通貨に関連する投資を組み入れる」と、高い意欲を示していた。

スカイブリッジ・キャピタル
スカイブリッジ・キャピタルは、米国ニューヨークに拠点を置く大手ヘッジファンド。マネージャーの選択からポートフォリオの構築に至るまで、厳格で統制の取れたプロセスを維持しており、幅広い市場参加者のニーズに対応できる強みを持つ。参考:SKYBRIDGE
証券取引委員会(SEC)
米国の証券取引委員会(SEC)は、投資家保護と公正な証券取引を目的として、1934年に設立された同国の政府機関。最大の責務として、ディスクロジャーの透明性を確保し、公正な市場を実現することを命題に掲げており、インサイダー取引や相場操縦といった不公正取引に対する処分を行っている。参考:グロービズ経営大学院
The Block
The Blockは、デジタル資産分野における調査や分析を手がけるニュースブランド。2018年に設立され、ニューヨークを拠点に活動する。7つのタイムゾーンにチームの活動を分散しており、暗号資産とブロックチェーンの領域に関わる情報を24時間年中無休で発信している。参考:The Block

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