三菱UFJの投資信託「eMAXIS」シリーズ、残高1兆円を突破 ここ1年で倍増

ニュースのポイント

  1. 「eMAXIS」シリーズの純資産残高が、2019年12月の5000億から約1年で2倍となる1兆円に到達した
  2. 同シリーズは2009年10月にスタートし、その後顧客ニーズに応えていくことでシリーズ合計60本となった
  3. 中でも「eMAXIS Slim」は、業界最低水準の運用コストにこだわることでシリーズ最大のファンドになった

ノーロードインデックスファンド「eMAXIS」シリーズが残高1兆円を突破

引用元:MORNING STAR

1月7日、ノーロードインデックスファンド「eMAXIS」シリーズの純資産残高が1兆円に到達した。同シリーズの5000億円到達は2019年12月で、約1年で残高が倍増したことになる。

近年では、「業界最低水準の手数料率を維持する」ことをめざす「eMAXIS Slim」シリーズが、個人投資家の広い支持を集めて残高を増やしている。その他にも、革新的なテーマに投資する「eMAXIS Neo」シリーズの「自動運転」もずば抜けた運用成績を背景に残高が急増し、シリーズ全体の残高増に寄与した。オンライン中心に販売されている「eMAXIS」が、シリーズ60本の合計とはいえ1兆円の残高に達したことは、資産運用の需要拡大を示している。

「eMAXIS」シリーズは、低コストのインデックスファンドが少なかった2009年10月に8ファンドでスタートした。その後、ブロガー・ミーティングなどを通じて顧客ニーズにこたえ、ファンド数を増やし、個人投資家の投資機会を広げた。

2016年には、「資産運用に手間をかける時間がとれない」という声に応える形で「eMAXIS最適化バランス」を設定した。5つの簡単な質問に答え、でリスク許容度をはかり最適なファンドを提案するロボアドバイザーサービス「ポートスター」を活用したバランスファンドのシリーズだ。最も保守的な「マイ ゴールキーパー」から、高い運用成績をめざす「マイ ストライカー」まで5ファンドで構成されている。

そして、顧客の声を聞く商品開発を突き詰めた結果、2017年2月に「eMAXIS Slim」シリーズが投入された。「業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続ける」というコンセプトを打ち出すことで、長期にわたり安心して保有したいというニーズに応えて大ヒット商品になっていく。今では毎年の「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」で上位を席巻する常連シリーズになっている。実際にシリーズ登場から2021年1月6日までに33回の信託報酬率の引き下げを実施。「業界最低水準をめざす」というコンセプトが看板倒れでないことを証明し、その人気を確立していった。現在では残高2346億円と、シリーズ最大のファンドになった。

ノーロードインデックスファンドは、2018年1月にスタートした「つみたてNISA」によって、資産形成には欠かせないツールとして定着した。同シリーズからは25ファンドが「つみたてNISA対象ファンド」になっている。20代、30代という若い世代が自らの意思で長期の資産形成をめざす「つみたてNISA」の利用拡大も、「eMAXIS」の残高増に寄与していることは間違いない。残高1兆円を通過点として、さらなる残高増に向けて、「eMAXIS」シリーズは顧客ニーズを吸収し続けている。今後の展開にも注目していきたい。

インデックスファンド
インデックスとは指標、ファンドとは投資信託のことで、インデックスファンドとは株価指数などの指標に連動した運用を目指す投資信託を指します。通常、ファンドの運用対象は目標となる株価指数に採用されているのとほぼ同じ銘柄群で構成され、組み入れ比率も指数への影響度に応じた割合となります。ベンチマーク(目安)となるインデックスには、日経平均株価、ダウ平均株価などの株価指数の他、債券指数、REIT(不動産投資信託)指数、コモディティ指数などがあります。参考:SMBC日興証券
つみたてNISA
特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。
つみたてNISAの対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています。参考:金融庁

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